管理人テレビ番組でキムタクさんが、砂糖の代わりにオリゴ糖を使っていると発言して、当時大きな注目を集めました。



なぜ食習慣にオリゴ糖を取り入れているのか、その理由やメリットをわかりやすく解説していくぞ!
キムタクは砂糖の代わりにオリゴ糖
キムタク(木村拓哉)さんが、2021年9月7日放送のテレビ番組「家事ヤロウ」に出演した際に、オリゴ糖について発言し話題になりました。
木村拓哉、15年間食べ続けてきた“超リアル飯”公開 今夜『家事ヤロウ!!!』2時間SP #家事ヤロウ #木村拓哉 #中丸雄一 #バカリズム #カズレーザー https://t.co/59ctu5iAtD pic.twitter.com/i6RL1FP8iV
— クランクイン! (@crank_in_net) September 6, 2021
キムタクさんは番組のなかで、牛キムチを作っているとき、甘味を加えるのにオリゴ糖を入れていました。
その際、何気なく「自分の家にはお砂糖いないです」と語り、代わりにオリゴ糖を使っていることを打ち明けています。
また、キムタクさんは自身のYouTubeチャンネルで、北海道のアンテナショップを訪れた際に「(家に)普通にいます、これは」と言いながら、ビートオリゴ糖を購入されていました。
同じく妻の工藤静香さんも、自身のインスタグラムで料理の投稿をするなかで、オリゴ糖を使ったメニューを披露しています。
このように、キムタクさん一家の日常には、自然にオリゴ糖が取り入れられているようです。食事への意識の高さが感じられ、多くの人が関心を寄せています。
キムタクで話題のオリゴ糖とは



では、オリゴ糖について、簡単に説明していきます。
オリゴ糖は、文字通り「糖」の種類のひとつです。
糖にはブドウ糖や果糖など、それ以上分解されない単糖と、単糖がいくつか結合した糖があります。
例えば、単糖が結合した糖の代表といえるのが「でんぷん」です。
でんぷんを含む食品(例えば白飯)をよく噛んでいると、だんだん甘くなるのは、でんぷんが唾液によって分解され、結合している糖の数が少なっているからです。


一方で、オリゴ糖は単糖が2~10個程度結合したものです。
でんぷんと同様に、分解によって体内で消化されるオリゴ糖もありますが、消化されずに腸内まで届くオリゴ糖もあります。
この消化されずに腸まで届くオリゴ糖のことを、難消化性オリゴ糖と呼びます。
このタイプのオリゴ糖は、小腸で吸収されずにそのまま大腸まで届くため、腸内の善玉菌のエサとして利用されることがあります。
このような性質から、オリゴ糖は「腸まで届くやさしい糖」として注目されているのです。
オリゴ糖の種類と特徴



ひと口にオリゴ糖といっても、実はいくつかの種類があるんです。
それぞれ性質や使われ方が少しずつ異なりますので、代表的なものを紹介します。
| フラクトオリゴ糖 | 砂糖から作られることが多く、ほんのりした甘みが特徴。 |
| ガラクトオリゴ糖 | ミルク由来で、母乳にも多く含まれています。 |
| キシロオリゴ糖 | トウモロコシの繊維から作られ、甘さが控えめ。 |
| 乳果オリゴ糖 | 乳糖とショ糖からでき、自然な甘さがあります。 |
| 大豆オリゴ糖 | 大豆に含まれる糖で、甘みが強く料理にも使いやすい。 |
| ラフィノース | ビート(てんさい)から抽出されるオリゴ糖。 |
善玉菌のエサとして商品を選ぶときには、これらの「難消化性オリゴ糖」を選ぶと、腸まで届きやすいタイプを取り入れることができます。
一方でイソマルトオリゴ糖は、他のオリゴ糖に比べ、そのほとんどが腸に届く前に消化されてしまうので、お腹への働きが弱めです。
オリゴ糖は、配合されているオリゴ糖の種類、粉末やシロップなどの形状によって、商品の特徴や使いやすさが異なります。
食習慣にオリゴ糖を取り入れるメリット
オリゴ糖は、消化されにくい特徴を活かして「腸の中の環境づくりをサポートする甘味料」として選ばれています。
腸の中にはたくさんの細菌がすんでおり、大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があります。



オリゴ糖は主に善玉菌のエサになるんじゃよ。
善玉菌は体にとってうれしいはたらきをする菌で、オリゴ糖はそのエサとして利用されやすいとされています。
腸内で善玉菌が活発になると、悪玉菌とのバランスが保たれやすくなり、毎日のすっきりとした生活をサポートしてくれるんです。


また、オリゴ糖は砂糖よりもカロリーが低いものが多く、血糖値を急に上げにくいとされるタイプもあります。
そのため、「カロリーをおさえて甘さを楽しみたい」という人にも選ばれています。
芸能人も実践するオリゴ糖を試してみる


オリゴ糖は熱に強く、加熱しても成分がこわれにくいのが特徴です。
そのため、料理や飲み物、デザートなどいろいろな場面で使うことができます。
- コーヒーや紅茶に入れて、砂糖のかわりに。
- ヨーグルトやシリアルにかけて、自然な甘みをプラス。
- 煮物や炒め物の味つけに、やさしい甘さを加える。
ただし、1時間以上の長時間加熱では風味が変わることがあるため、仕上げに加えるのがポイントです。
クセのないやわらかな甘さで、料理全体の味をまろやかにしてくれます。
オリゴ糖は体にやさしい甘味料ですが、一度にたくさん摂りすぎるとおなかがゆるくなることがあります。



オリゴ糖は体質や種類によって感じ方が違うので、はじめは少量から試して、自分に合った量を見つけていくのが安心です。
オリゴ糖は、自然由来のやさしい甘さで、毎日の食生活を穏やかに支えてくれます。
砂糖の代わりに使うだけで、味わいはそのままに、腸にもやさしい食習慣を取り入れることができます。
キムタクさんのように、意識高い系の有名人も実践する、オリゴ糖を取り入れる習慣を、試してみるのがおすすめです。


























